竜涎香(りゅうぜんこう)とは
竜涎香(英:アンバーグリス)とはマッコウクジラの腸内で生成される結石であり、香料として使用されている。
もともと捕獲されたマッコウクジラの体内から採取されていたようだが、それでも高級とされていたものは浜辺に漂着した自然のものだったそうだ。
さらに捕鯨が禁止された近年では、漂着したものを拾う以外に、採集の手段がないことから価格が高騰している。
龍涎香はマッコウクジラの好物であるダイオウイカが持つカラストンビ(キチン質でできた口の部分で消化されない)が関係している。
非常に鋭いカラストンビが腸内に刺さり、その刺激から特殊な脂肪が分泌されカラストンビを包み、それが結石となり体外へ排出されたものが龍涎香になる。
この話を聞くと私はブラックジャックの体内にメスを置き忘れたが、取り出してみるとカルシウム質で包まれていた話を思い出します(知ってる人いるのか?)
竜涎香の価格
竜涎香の価格は1gあたり日本円で1,700円~2,000円ほどで取引されている。
2021年6月には中東イエメンの漁師、ファレル・アブドゥルハキームさんらが漂流空いているマッコウクジラの死骸の中から、127キロもの竜涎香を発見している。
その後、この竜涎香はアラブ首長国連邦の実業家が150万ドル(日本円で1億6500万円)で買い取ったそうだ。
世界の中でも貧しい国にあたるイエメンで、アブドゥルハキームさんらは信じられないほどの大金を手にし、その後の生活は激変したそうだ。
2019年にはタイ南部の海岸で6キロ超、3400万円相当の竜涎香が、2016年にはイギリスの海岸で1.5キロ、800万円相当の竜涎香が発見されている。
さらに2013年にもイギリスの海岸を散歩していた男性が竜涎香を発見し、16万ドル(約1,500万円)もの大金をゲットしている。
日本でも和歌山や、石垣島で竜涎香が拾われた記録が残っている。
今後海岸を歩くときは意識して見た方がよさそうだ。
竜涎香の探し方
とにかく浜辺を探しまくること!これ以外には方法はない。
竜涎香は砂に埋もれると解けてなくなってしまうのだ。
砂に埋もれる前に発見しなければお宝にめぐり合うことはできない。
漁師など海に出ることができる人はひょっとしたら、海面を漂う竜涎香に出会えるかもしれない(竜涎香は比重が軽いため水に浮く)
竜涎香の確かめ方
もしも竜涎香かも?というものがゲットできたらこの方法で確かめてみよう。
- 針などを赤くなるまで熱する
- 熱した針を対象物にあててみて黒く溶け出すか見る
- このときに出た煙はどんな香りがするか(いい香りがすれば竜涎香の可能性が高い)
もしもいい香りがしたらそれは当たりだ。
また、竜涎香文化の復興や研究を目的に、アンバーグリスジャパンという団体が、竜涎香の鑑定や買取を行っている。もしも竜涎香を発見したなら一度相談してみるのがよいだろう。
かつて琉球では竜涎香探しが盛んに行われていたそうなので、沖縄に住んでいる人はめぐり合える可能性が高いかもしれない。
流木なんかも高額で売れる時代だが、今回の竜涎香はそれをはるかに凌ぐビッグマネーを得ることができる。
興味がある方は浜辺へ出て流木探しのついでにレッツトレジャーハンティング!はいかがだろう?
難易度★★★★★
儲かる度★★★★★
コメント
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