もしあなたが空いている部屋をお持ちならそれは収入源になるかもしれない。
現在済んでいる家の空き部屋や、入居者が集まらなくて空室がある不動産などを外国人旅行者に民泊してもらい、収入を得るという方法をご存じだろうか。
日本人は民泊にあまりなじみがないが、ホームステイを受け入れる人が多い諸外国では民泊はポピュラーな宿泊方法で、珍しいことではない。
LCC(格安航空会社)の普及で日本へ訪れる外国人旅行者の数は年々右肩上がりになっている(現在はコロナウイルスの影響により入国者は激減しているが…)。今後ますます需要が増えていきそうなビジネスですなので今のうちに注目しておこう。
外国人向け民泊を専門に扱ったサイト「Airbnb」
このような民泊の情報を世界中の旅行者に向けて提供するサイトがある。それが「Airbnb(エアビーアンドビー)」だ。
このサイトに自分の持つ空き部屋を登録することで、旅行者がサイトを通じて宿泊してくれるシステムになっている。
もちろん勝手に泊まりに来るわけではなく、事前にサイト側から打診があるのでそこで泊めるか泊めないかの判断はオーナーにゆだねられる。
宿泊者のこれまでのレビューなども参考に決めるとよいだろう。
宿泊費用についても自分で設定できるのでその部屋や立地、時期に見合った宿泊費用を設定よう。
登録の手順
まずはAirbnbのサイトでアカウントを作成し、自分のプロフィールと部屋を登録する。このときに写真を載せることができるので、写真を見た人が泊まりたくなるような写真を掲載しよう。
部屋が狭く見えるような写真や、暗い写真はNGだ。
部屋の写真だけではなく、バス、トイレや、周辺施設の写真も載せるとGoodだ。
また、欧米諸国からの旅行者は日本の文化に触れることを楽しみに来ている方が多いので、洋室よりも和室のほうが人気があったりする。
さらにただ部屋を貸すだけでなく、こんなものがあれば喜んでもらえるなど自分で工夫を凝らすことで、よいレビューを書いてもらえ、更なる集客にも繋がるだろう。
旅行者へ部屋を貸すことへの不安要素
とはいえ、自分の家に旅行者が泊まりにくるとなるとさまざまな不安が生じてくるのが当たり前だ。
しかし、過度な心配は不要だ。
例えば、部屋のものを壊された、壁に穴を空けられたなどの物損トラブルに関してはAirbnbが最大約1億円まで保証してくれる。
宿泊費に関しても、旅行者より直接徴収するわけではなく、こちらもAirbnbが宿泊から24時間以内に指定の口座に宿泊費を振り込んでくれるので安心です(自分が設定した宿泊費のうち３％がマージンとして引かれる)
さらに、Airbnbでは旅行者が登録する際にパスポート認証、メール認証、電話認証、SNS認証など各種認証があるので、認証を行っていないユーザーの宿泊を断ったり、ユーザーのプロフィールや前述したように他の貸主によるレビューを確認すること(このユーザーはとてもマナーのよい旅行者でした等)で、ある程度自衛することもできる。
それでも貴重品は絶対に部屋の中に置きっぱなしにはしないでおこう。トラブルの原因となるので徹底してほしい。
英語は不要？
民泊を希望する旅行者の多くは、貸主とコミュニケーションをとりたいと思っている人が多い。
なので全く英語がしゃべれないとなると厳しい部分はあるかもしれない。
逆に、英語スキルをもっと磨きたい、外国人と交流を深めたい思う方は向いているといえるだろう。
現在は翻訳アプリなどの制度も上がってきているので、それらを活用すればコミュニケーションをとることができるだろう。
また、宿泊者は外国人ばかりではなく、宿泊費を抑えたい日本人旅行者も多くいるので、必ずしも英語が必須になる場面ばかりではない。
貸主はどれぐらい儲かる？
外国人と交流が持てて、自分の英語力も高めることができるAirbnbだが、いったいどれほどの収入になるのだろうか。
立地にもよるが、一部屋貸しだと大体5,000円～8,000円ほどが相場だろうか。
月の内20日貸し出すことができれば売上げは10万円～16万円ほどになる計算だ。そこから３％のマージン、電気代、水道代などの経費を引いた金額が収益となる。
自分は部屋を貸すだけで、この収入を得られるとすればなかなかおいしい副業ではないだろうか。
空き部屋がある人は是非Airbnbへ登録してみてはいかがだろうか。観光客が集まる場所の近くに住んでいる人、マンション、アパートを持っている人はかなり儲けることができるはずだ。
難易度★★☆☆☆
儲かる度★★★☆☆
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